とりあえずこれを見て頂いて、ザキヤマさんのしゃべり口調をインプットしてください。
引越をひかえた半年前のある日のこと。
とある引越し営業マンがウチに見積もりに来たーーーーーーーーーーーーーーー
(営業→ザキヤマ口調の営業マン エル→エルー)
営業「あっ ◯◯引越社です〜 遅れちゃってどうもです〜」
エル「はーい」
営業「とりあえず〜!すんっごい暑いんで、水くださーい」
エル「えっ あっ はーい」
予定より15分遅れで現れた彼は水を飲むと早速家中を見て回り、
お茶を用意していたリビングテーブルへ腰をかけた。
営業「・・・ショージキ!!ウチの会社にどんなイメージ持ってますぅ?!」
エル「ええーと、地元で何度かと東京で一度お世話になってまして、わりと良いイメージですかねえ」
営業「お!ありがとうございます〜〜〜〜 でーも!」
エル「でも?」
営業「東京のお引越!あまり良くなかったんじゃーないですか?!」
エル「ああ〜 ちょっと高かったかなあ。夜遅くまでかかったし」
営業「ほらねー?!」
エル「・・・・・???」
真意が分からない。
どこへいくのかわからない、誘拐されたような気分になってきた。
ここから彼の自社ディスりがとまらなくなる。
営業「人数がね、足りないんですよ(小声)」
エル「あら〜」
営業「ウチに頼んだら引越いつ終わるかなんてわかんないすよ!!はっはっは」
エル「それはそれは・・・・」
営業「けっこうモノも壊しますしね!それについてはこのページっすね!補償!!!!ついてます!!」
エル「なんとおとくな・・・・・(どうでもよくなってきてる)」
営業「ショージキぼくみたいに真面目に働いてると辞めたくなってきますよね〜」
エル「ですよね・・・」
営業「いや!ほんと!実際ほとんど辞めちゃってるんで!これ本当なんで!!」
エル「フフフ・・・あはははは はっはっはっはっは」
営業「いやーはっはっはっは!!ははははははは」
しばらく爆笑ののち、極めつけ。
営業「ぶっちゃけ!!ぼくならゼッッッタイにウチに頼みません!!!(キリッ)」
エル「ですよねーーーー」
これは多分、我が家の立地がややこしく車搬入しにくいのがばれたか。
もううちの仕事するのがイヤなんだなー。完全に捨ててるもんな。
では適当に帰って頂くか・・・・次の業者も来るし・・・・
と思っていた矢先
業者「じゃーあのー・・・例の!!」
エル「例の?」
業者「ココで決めましょうか、奥さん!」
エル「なにを?」
業者「こんなかんじの!!ウチで!!どうですか!!!??」
エル「・・・・・・・!!(ナーーーニーーーーー!!)」
まさかのセリフに声も出ず、提示された金額も微妙な金額で安くも高くもなく
そこからひたすら「こんなオレだけど・・・愛してるから許してくれよ!」に近いセリフで押されつづけ
もうひとコント起こってしまいそうだったので、丁重にグレーゾーンにしてお帰り願いました。
真夏の炎天下。
ゆらゆらと揺れる景色の中に消えて行く営業さん。
グッバイ・・・・
やー。おもしろかった。
貴重な体験をしました。
ちなみに本物のザキヤマさんは数少ない会って話したことのある(仕事で)芸人さんのひとりで
もちろんコントとはかけ離れた、優しくて細やかな気遣いをされる素敵な方です。
ザキヤマさんにもあの営業トーク体験してもらいたいなー。VSしたらすごそう。